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となりのトトロ

となりのトトロで結局伝えたいことは何?意味がわからない点まとめ

となりのトトロは誰もが知る宮崎駿監督の作品です。

名作なゆえに、隣のトトロに関する都市伝説も多く、その都市伝説があることで純粋なメッセージを見逃している気がします。

ここでは、実際に宮崎駿監督が伝えたかったことは何か考えてみたいと思います。

となりのトトロのあらすじと感想

となりのトトロとは、田舎へ引っ越してきた草壁家のサツキとメイ姉妹と、子供の時にしか会えないトトロといわれる不思議な生き物のストーリーです。

療養中の母親の近くに住むため、農村に引っ越してくる草壁家。

そこで、まっくろくろすけと出会います。その存在を教えてくれたのは、管理人で隣の家に住むおばあちゃん。

 

ある日、メイは一人で遊んでいると不思議な生き物に出会います。

好奇心旺盛なメイはその後を追いかけていくと、不思議な大きな生き物トトロと出会いました。

いつの間にか眠っていたメイ。もう一度会いに行きますが、トトロとは出会えません。

 

それは、きっと森の主だと説明する父親。3人で塚森にある大きなススノキにお祈りをします。

ある日、サツキとメイで雨の中父親をバス停まで迎えに行くと、隣にトトロが。

ずぶ濡れのトトロを見かけて傘を渡すサツキ。

 

そのお礼にトトロは木の実が入った袋を渡し、ネコバスでその場を去ります。

家に帰って早速庭に撒くも、なかなか芽が出ず。

そんなある夜中、ふと外に目をやると、トトロが芽の周りで動き回っています。

トトロが祈ると芽が出て、あっという間に巨木に育ちました。

その後、メイとサツキはトトロと一緒に空を飛び回り、翌朝目覚めると昨日の場所には小さな芽が。

夢だけど夢じゃなかった」と大喜びする2人でした。

 

夏になったある日、おばあちゃんと畑で収穫していると、母親の様態が急変したと電報。

母親が一時帰宅予定でしたが、延期になったことを知り駄々をこねるメイ。

サツキも帰宅後不安を隠せず、おばあちゃんの前で号泣します。

 

その様子を見ていたメイは、トウモロコシをもって飛び出していきます。

メイの不在に気づいたサツキは必死に探すも見つからず、トトロに助けを求め森に入り、ネコバスでメイを探しに行きます。

サツキを乗せたネコバスが風のように走り、あっという間にメイのもとに。メイはトウモロコシを母親に届ける途中に迷子になっていたのでした。

 

ネコバスに母親のもとに送ってもらった2人。

そこには元気な母親の姿が。母親がふたりの気配を感じると、窓辺にメイが届けたトウモロコシがありました。サ

ツキとメイは家まで送ってもらい、そこでカンタとおばあちゃんと合流。4人仲良く家路を歩き、エンドロールとなります。

 

母親に甘えたい年頃の2人が、色々な経験を積んでいく中で成長していく姿に感動したり、子供の時にしか見えないトトロの存在に、大人になって失われつつあるものを気付かされたり、今の自分の在り方を考えさせられる作品だと思います。

となりのトトロは意味が分からない?

となりのトトロには不思議なことがいくつかあります。

  • 劇場公開のポスターの女の子の謎
  • メイの迷子後、影が消える謎
  • サツキとメイが病院でお母さんに会わなかった謎
  • エンドロールで出てきた赤ちゃんの謎

    こうした謎が多いことから、宮崎駿監督はいったい何を伝えたいのか、その裏側の推測がされているのです。

    となりのトトロで作者が伝えたいこと

    制作にあたり監督は

    「忘れていたもの。気が付かなかったもの。無くしてしまったと思いこんでいたもの。でもそれは今もあるのだと信じてとなりのトトロを心底つくりたい。」

    と企画書に書いていたそうです。

     

    ここからも推測できますが、この作品では日本人が今忘れかけていることを伝えているように感じます。

    森は昔から畏れられる存在でもありました。

    森の奥深くに入ると戻れなくなりそうな恐怖と、そして何か別の生き物に遭遇しそうな好奇心と、自然と接することで得るものもたくさんあります。

     

    しかし、今は疎開化が進み、都心では虫さえも見る機会が減りました。

    サツキやメイのように、自然で育つということもなくなってきたと思います。

    そして、家族や近所の人とのかかわり方です。

     

    草壁家は皆でお風呂に入ったり、子供たちと遊ぶ父親や、家族のためにしっかり者になろうと頑張るサツキがいたり、母親のために病院まで歩いていくメイがいたり。

    家族の在り方を考えさせられます。

    そしておばあちゃんの存在。ご近所付き合いも減ってきましたね。

     

    隣の住人の顔さえ分かりません。

    物語のおばあちゃんは、草壁家の事情を知り、いつでも力になってくれましたし、村の人もメイの捜索に必死でした。

    近所の人と人で助け合う、そもそも、人との関係も希薄化しているように感じます。

     

    これは大人に向けてのメッセージで、子供が見るとトトロという存在に憧れます。

    一見恐そうに見えるトトロですが、人懐っこく、そして子供の時しか会えない不思議な存在。

    ネコバスに乗ってみたいとか、畑のきゅうりをそのまま食べてみたいとか、好奇心を湧き立たせるようなことが詰まっています。

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    まとめ:となりのトトロで伝えたいこと

    懐かしさの中にも、子供の頃の憧れがつまったストーリー。

    となりのトトロという作品では、忘れた人たちには思い出すきっかけを、まだ出会っていない子供たちには冒険の楽しさと、人として大切にしたいものを伝えていきたいのではないでしょうか。

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