天空の城ラピュタの男性主要キャラと言えばパズー。
パズーの相棒とも言えるトランペットですが、なぜパズーがトランペットを吹くかその理由をご存知でしょうか。
こちらではパズーがなぜトランペットを吹くのか、その意味について掘り下げていきます。
天空の城ラピュタ|パズーがトランペットを吹く意味
雑誌の付録だと思うけど、パズーがトランペット吹いてる絵のピンナップポスターが好きだった❤ pic.twitter.com/UfYzMwsaNl
— めん類 (@menrui_games) August 30, 2019
主人公パズーは日の出と共にトランペットを吹き鳴らし、飼っているハト達に餌をあげることを日課としています。
では、「なぜトランペットを吹くのでしょうか?」
- 「起床ラッパ」説
- 「企画当初の設定が違った」説
- 「今は亡き父と母へ」説
などの幾つかの説があるので理由を考察していきます。
①「起床ラッパ」説
この物語の時代設定は、パズーの父親が撮ったラピュタの写真に「1868.7」と明記されていることとパズーの年齢から、18世紀後半~19世紀前半が舞台であると考えられます。
目覚まし時計が発明されたのは13世紀後半らしいですが、一般に普及したのは1950年頃とされています。
そのため炭鉱で働く労働者達に朝を知らせる為の目覚ましの役割をしていると考えられます。
②「企画当初の設定が違った」説
この物語の企画当初、タイトルが「天空の城ラピュタ」ではなく「少年パズー 飛行石の謎」など、まったく違うものがタイトル候補になっていた。
少年パズーがトランペットを持って冒険をする物語の設定であったようです。
この設定のなごりがあったためトランペットを吹くシーンを入れたのだと考えられます。
③「今は亡き父と母へ」説
パズーの両親は他界しており両親の残した家で一人暮らしをしています。
天涯孤独の10代前半の幼い少年が、見習い機械工として鉱山で労働者して働き日々の生活を送っていました。
家族がいれば当たり前の「おはよう」の挨拶ができないパズーにとって毎日必ず登ってくる太陽に両親を想い、トランペットを吹き鳴らす事で挨拶としていると考えらませんかね。
また、母について亡くなった経緯の詳しい説明はないが、パズーが住んでいる小屋の壁に掛けられているラピュタ写真のすぐ下に遺影と思われる写真があります。
父は冒険飛行家で、かつて探検中に「竜の巣」の雲の切れ間から、「天空の城ラピュタ」を発見しました。
しかし人々からは、ラピュタの存在を信じてもらえず、詐欺師の汚名を着せられたまま亡くなっています。
父が亡くなった経緯について映画版では、「詐欺師扱いされて死んだ」とパズーが語ったのみだったが、小説版では「新たな飛行船の製作のためのスポンサー探しに出た際に事故死した」という、死に至った詳細な記載があるのです。
また、パズーは、汚名を着せられたまま死んだ父の無念を晴らすため、自作のオーニソプター(はばたき飛行機)で、「天空の城ラピュタ」の実在を証明することを夢見ています。
この決意と志しを忘れないためにトランペットを吹き鳴らしているとも考えられますね!
天空の城ラピュタ|なぜ数ある楽器の中でトランペットなのか?
『おはようございます』
トランペット描いた🎺
パズーの曲が聴こえる💡💡💡今日も素敵な一日にしましょ😳 pic.twitter.com/XtDyyX7soe
— THE チンピラめし🍽️ (@ChinpiraCOOKING) August 19, 2020
では何故、数ある楽器の中でトランペットなのか?
これについては「天空の城ラピュタ」の舞台背景にあります。
作品の舞台は、イギリス ウェールズ地方にある鉱山都市『フラッグ渓谷』をモデルにしています。
パズーは、この鉱山で働く見習い機械工です。
炭鉱や工場の騒音の中、金管楽器で美しい音色を奏でるブラスバンドは、労働者達に広く好まれました。
現在でもイギリスにある、かつての工業地帯にはブラスバンドの伝統が根付いています。
「炭鉱労働者 パズー」と「金管楽器 トランペット」の結びつきが感じられます。
天空の城ラピュタ|パズーが吹いているトランペットの曲名
パズーが吹いている曲名と作者はこちら。
- 曲名 ハトと少年(スラッグ渓谷の朝)
- 作曲 久石 譲
ジブリファンなら久石譲さんを知らない人はいないでしょう!
天空の城ラピュタだけでなく、今まで「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「ものおのけ姫」などなどたくさんの曲を手掛けています。
スタジオジブリの作曲家と言えば久石譲さんなので、今知った人はぜひ今後とも覚えておきましょう!
天空の城ラピュタ|トランペットの演奏者は誰?
ハトと少年の演奏者は、 「数原晋(かずはら しん)」さんというトランペット奏者。
「スーパートランペッター」とも呼ばれる程の人物です。
ジブリ作品では
- となりのトトロ
- 魔女の宅急便
- 紅の豚
などに使われている楽曲を演奏しています。
その他にも、皆が耳にしたことがあるであろう有名な楽曲があります。
時代劇『必殺仕事人』冥土の鈴か、地獄花~殺しのテーマ~
ジブリからでは想像できない以外な楽曲も演奏してきました。
ジブリ作品を無料で見る裏ワザ
アニメや映画は動画配信サービスを利用すれば無料で見れる方法がありますが、ジブリ作品を取り扱っている動画配信サービスはありません。
しかし、とある裏ワザを使えば、動画配信サービスじゃなくても『天空の城ラピュタ』の映画を無料で見れる方法があります。
もちろん、合法なのでご安心を^^
ジブリ作品を無料で見たいという方はこちらの記事で解説しているのでご確認ください。
パズーのトランペットには深い意味があるに違いない
正義感と行動力にあふれ、明るく元気なキャラクターのパズー。
物語序盤に描かれている彼のトランペットを吹くシーンについて色々な観点から考察してみました。
楽器を演奏するワンシーンで10代前半の少年の内に秘めた想いがトランペット1本から感じとれます。