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紅の豚|エンディングで豚だらけになってる意味は?絵コンテではカーチスが大統領に?

紅の豚のエンディングで、豚だらけのシーンがあることに、深い意味が隠されていることを知っていましたか?

また、カーチスは絵コンテの段階では、大統領になっていたのです!

そんな、エンディングシーンに含まれる、謎と秘密を解明していきます。

紅の豚のエンディングテーマ

紅の豚のエンディングで流れる曲は、加藤登紀子の「時には昔の話を」です。

歌詞からは、ある男が昔を思い出しているかのような風景が見えてきます。

時には昔の話では、1番のパートと、2番のパートで、若かった時代の思い出を回想しています。

 

例えば、1番の「見えない明日を むやみにさがして 誰もが希望をたくした」という歌詞からは、現実を悟る前の希望に満ち溢れた様子が浮かびます。

また、2番の「お金はなくても なんとか生きてた 貧しさが明日を運んだという歌詞からは、純真さと同時に、無知さが表現されています。

 

昔を思い出している男は、かつて大きな夢を持っていたのでしょう。

男だけではなく、周りにいる友達も、自分と同じような夢を持っていて、皆で語り明かした日々がありました。

 

夢を追いかけ続けていたから、貧しかったけれど、そんなことはどうでも良かったのです。

それくらい希望に満ち溢れていました

 

そして3番のパートでは、現実に戻ります。

あの日の すべてが 空しいものだと それは誰にもいえない

かつての希望に満ち溢れていた時代は、若い時だったからこそ、無意味なことも意味があったのです。

多くの現実を知った今では、昔のような純真さと無知さを取り戻すことができません。

 

けれども、「今でも 同じように 見果てぬ夢を 描いて 走り続けているよね どこかで」という最後のパートでは、今も残っている少しの希望と、願いが込められています。

「昔はあんな無茶をしたし、今じゃ考えられないこともたくさんしたけれども、確実にあの時は存在していたんだよね。」と、自分に言い聞かせながら、かつてを懐かしんでいる男は、ポルコでしょうか?

 

タバコを吹かしながら、思い出に耽っている情景が思い浮かびますよね。 

紅の豚|なぜ豚だらけなのか?意味と理由

豚だらけになっている印象的なエンディングには、飛行艇乗りたちが、家畜のように犠牲になったという意味が込められています。

「時には昔の話を」の歌詞のように、エンディングに映し出されている写真は、かつての飛行艇乗りたちの写真です。

 

純粋に飛行艇に乗ることを愛していた飛行艇乗りたちでしたが、第1次世界大戦で戦闘する上で、飛行艇は兵器となりました。

飛行艇はいつの時代でも、戦争の道具となってしまいます。

 

戦争によって、生き残った飛行艇乗りはほとんどいなく、皆戦争に殺されてしまいました。

結局、戦争は何も意味を生み出すことはなく、ただ無下に人だけが死ぬだけという、飛行艇乗りたちの憤りと苦しみが表れているのです。

 

つまり、戦争によって無下に死んだ飛行艇乗りたちは、家畜のように殺されたんだという意味で、豚だらけになっています。

紅の豚|絵コンテではカーチスが大統領に

 なんと、絵コンテでは、カーチスがその後、大統領となっている設定なのです。

 絵コンテでのフィオのエンディングでの語りが、

「ハリウッドのスターになったミスター・カーチスは、大統領になった今もあの時のアドリア海が…」

と、書かれていて、カーチスが大統領になっているのです!

 

なぜ、作品では大統領と描かなかったのでしょうか。

詳しい理由は分かりませんが、カーチスのモデルが、ロナルド・レーガンというところに関係しているかもしれません。

 

ロナルド・レーガンは、大統領に就任する前までは、ハリウッドスターでした。

まさに、カーチスと同じような人生を歩んでいるのです。

ハリウッドスターの後に大統領となった人物というと、アメリカ人であれば、誰もがロナルド・レーガンのことを頭に浮かべると思います。

 

認知が広い人物なので、モデルとなったカーチスの描き方が、場合によってはブーイングされてしまうこともあります。人の見方はそれぞれ違うので

カーチスを大統領にしてしまうことで、「惚れっぽい」「ポルコに決闘で負けた」という面が、人によっては「レーガンを侮辱している!」と思われる可能性もあるかもしれません。

 

まあ、ただ単純に、「カーチスを大統領にしたらつまんないと思った」などと、宮崎駿監督は考えていたかもしれませんけどね。

まとめ:紅の豚のエンディング

エンディングの豚だらけになっている意味が、とても深いことから考えても、改めて紅の豚の奥深さを実感することができますね。

また、カーチスが大統領になった設定であったことも、驚きですよね。

そんな、エンディングまでも魅力が詰まっている紅の豚を、もう一度観たくなってきたのではないでしょうか?

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