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耳をすませば|地球屋のモデルは邪宗門という店?店内で演奏していた楽器についても

ジブリ映画の中でも特に現実とリンクしており、リアルな描写が話題となっている作品があります。それが「耳をすませば」です。 

この作品には明確な舞台が設定されているのが特徴です。 

では雫が夢を追うきっかけとなる「地球屋」にモデルはあるのでしょうか?  

耳をすませば|地球屋のモデルは邪宗門?どんな店? 

「耳をすませば」は「りぼん」にて連載された漫画が原作となっています。 

スタジオジブリによってアニメ映画化された際に、新たな設定や展開が付け加えました。 

そのひとつが背景美術として使われた街の描写になります。 

ジブリの制作スタジオのある東京都の小金井市。 

そこに隣接する多摩市・日野市・武蔵野市などの実在の街の風景がアニメのいたるところにみられます。公式設定でも正式に東京都多摩市が舞台であるとされています。 

 

さて、雫が住んでいる最寄り駅から京王線と思われる電車に乗り、ムーンと電車を降りた駅「京玉線 杉宮駅」は「京王線聖蹟桜ヶ丘駅」です。(ちなみにこの駅での電車の発着音は耳をすませばの主題歌「カントリーロード」だそう。) 

ここのロータリーから駅までの町並みなどは映画でも忠実に再現されています。現地の商店街には「耳をすませばモデル地案内マップ」まで設置されるほど。 

モニュメントも設置されておりファンの「聖地巡礼」にはかかせないスポットとなっています。 

 

ここで期待してしまうのは… 

もちろん、アンティークショップ「地球屋」です。 

しかしこの地球屋は同じ場所には存在しません。 

実は「地球屋」のモデルになった「邪宗門」というお店は、桜ヶ丘の別の場所にあるのです。 

では「桜ヶ丘邪宗門」とはどのようなお店なのでしょうか。 

 

以下、「邪宗門」ホームページより紹介文を引用させて頂きます。 

「邪宗門は 一風変わった喫茶店です。たいていのお店は、うっかりすると通り過ぎてしまうような場所にあります。でも、一度足を運んでみて下さい。きっとどこか不思議な懐かしさと温かさを感じることができると思います。そしてどこかゆっくりと流れていく時間も感じることができるでしょう。もちろん、コーヒーの味は最高です」 

邪宗門ホームページ (jashumon.com) 桜ヶ丘邪宗門 (jashumon.com) 

 

不思議な懐かしさと温かさ、ゆっくりと流れる時間、そしておいしいコーヒー。 

アニメの中の「地球屋」で過ごす雫の姿が浮かんできませんか? 

 

蔦の絡まるレトロな外観。 

オレンジの照明に照らされた落ち着いた雰囲気の店内。 

壁には止まったままの古い時計が飾られています。 

そこここにアンティークのタイプライターやレコード、カメラなども置かれ、まるで時間が止まったような不思議な温もりのある空間を作り上げています。 

小さなテーブルに腰を掛けて座る雫の姿や、レコードに針を落とす誠司のおじいさんの姿が見えるようです。 

 

多くのジブリファンが訪れゆったりとした時間の流れを楽しんだ桜ヶ丘邪宗門。 

2012年にマスター他界のため閉店されたそうです。  

耳をすませば|店内で演奏していた楽器は何? 

「耳をすませば」で「地球屋」と同じく愛されているのが「カントリーロード」という名曲ではないでしょうか。 

ヴァイオリンを作っている聖司に、雫が「ヴァイオリンを弾いて」とお願いします。 

聖司が「その代わりお前、歌えよ」といって始まる即興の伴奏と歌。 

最初は恥ずかしそうに歌う雫でしたが、いつの間にかおじいさんが加わりひとりふたりと増え最後にはみんなでの大演奏会に。 

 

そこでおじいさんたちが演奏している楽器。 

ヴァイオリン、タンバリンはわかるけど…なにこれギター?チェロにしては小さいよねえ… 

と気になった方もいたので?? 

実はこれ、古楽器なんです。 

 

まず真ん中で聖司のおじいさんが弾いているのが「ヴィオラ・ダ・ガンバ」。 

ヴィオラ・ダ・ガンバとは「脚でささえる弦楽器」という意味です。16世紀から18世紀にヨヴーロッパで用いられました。 

ヴァイオリンよりも歴史はやや古いのですが音量が小さいため劇場や野外での演奏には適さず主に室内楽で使われました。音量の小ささゆえ一度廃れてしまうのですが、19世紀の古楽復興により見直された楽器です。 

 

 

ほかのおじいさんたちが弾いているのがそれぞれ「リュート」と「タンバリン」「ツィンク」「リコーダー」です。 

実はこれらの楽器も古楽器であり、ヴィオラ・ダ・ガンバと同じく18世紀にいちど廃れ復興した楽器になります。 

 

「リュート」は本体が非常に薄く作られており、繊細な格調高い美しい響きが出るのが特徴です。中世の映画の中で吟遊詩人が奏でているのを見たことがあるかもしれません。 

繊細さゆえに演奏や調弦が非常に難しい楽器でもあります。 

難なく弾きこなしていたあのおじいさんは実は凄かったんですね。 

 

「タンバリン」は打楽器です。身体に打ち付けたり振って音を出したりと多彩な表現が楽しめます。 

 

さて、そのあとに出てきた変な角みたいなものは何でしょうか? 

「ツィンク」という楽器なんです。 

ツィンクは別名コルネットともいわれますが、近代の金管楽器のコルネットとは異なる楽器です。古代の角笛に起源をもっている古代金管楽器です。 

金管でありながら木管楽器のように音坑を持ついわゆる「木管システム」を持つのが特徴です。これもまた音量がなく非常に演奏が難しいため一時廃れてしまった古楽器になります。 

 

そして最後に「リコーダー」です。これは音楽の授業で習った人も多いのではないでしょうか? 

演奏しやすいのですがやはり音量は小さく室内楽向きの楽器ですね。 

 

 

さあ、もうお気づきではないでしょうか。 

おじいさんたちが演奏しているのは、知る人ぞ知る古楽器なのです。 

音量は大きくないから室内向き。仲間で自宅で楽しむにはぴったりですよね。 

ただ…演奏技術は超絶難しい!こんなマニアックな楽器をサラッと即興で楽しく弾きこなしているこのおじいさんたち、実は凄い方々なんです。 

 

ヴィオラ・ダ・ガンバやリュートなどは、ヴァイオリンより歴史の古い楽器です。 

薄さを極め繊細な音を追求する「リュート」。 

ヴァイオリンに外観は似ていながら違う「ヴィオラ・ダ・ガンバ」。 

聖司のおじいさんがヴァイオリン製作を極める過程で作ってみたものなのかもしれませんね。 

耳をすませば|地球屋のおじいさん・西司郎の正体とは? 

「地球屋」のおじいさんこと聖司の祖父には西司郎さんという名前があります。 

御年80歳だそうです。 

 

お気づきになられたでしょうか? 

そう、聖司の苗字は「天沢」です。おじいさんは「西」。苗字が違うのです。 

そこから西司郎さんは聖司の母方の祖父ではないかと推察されます。 

 

ヴァイオリン製作の修行の為にイタリアに行きたいという聖司の理解者でもあるおじいさん。 

そもそも聖司がヴァイオリン製作という道をめざすようになったのは、おじいさんの影響でしょう。 

 

おじいさんは若いころドイツに留学をしていたそうです。 

戦前は一般家庭で留学することはほぼありませんでした。 

そこから金銭的に余裕のある家庭に育ったことが分かります。

 

ヴァイオリン製作を目的として、というのは考え難く、また行き先がドイツであることから医者を目指して留学したのではないかとよく言われていますが真偽は定かではありません。 

留学をし、音楽を好み、文章を書く事にも造詣があることから、教養のある知識人であることがわかります。 

 

留学先でルイーズさんという女性と恋に落ちますが、折り悪く戦争がはじまり恋人たちは引き離されることになります。 

そこで男爵猫(バロン)とその対の人形である貴婦猫の人形をそれぞれに持ち、再会を約束して別れました。 

再会はいまだ果たされることはありません。 

おじいさんは「地球屋」というアンティークショップでバロンと共にかつての恋人を待ち続けているのです。 

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まとめ :耳をすませばの地球屋について

さて、いかがでしたでしょうか。 

今回は「耳をすませば」の中でも「地球屋」と地球屋で登場する見たことのない楽器の数々、また地球屋のおじいさんについてまとめてみました。 

「耳をすませば」について新たな発見はありましたか? 

「耳をすませば」には、リアルに描かれた描写とあまり語られない部分とが複雑に絡み合い得も言われぬ魅力となっています。 

みなさんもぜひあなたの気になるポイントを見つけてみてはいかがでしょうか? 

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