大人気漫画「進撃の巨人」。
本作の根幹ともいえる巨人はどこからやってきたのか。
どのようにして生まれたのか。
それを知るためには、すべての始まりである始祖の巨人の最初の継承者ユミル・フリッツを知る事が必要です。
2000年間に及び道で巨人を作り続けたユミルの目的とはなんなのか。ユミルについて考察していきます。
進撃の巨人|始祖ユミルの目的とは
進撃最終巻の加筆ラストシーンは30巻の始祖ユミル誕生のシーンにリンクしてるから、結局巨人の力が無くなっても人類の争いは無くならず、荒廃した2000年後の世界でエレンを始祖とする新たな巨人が誕生する…ってっていうのを示唆してるのかな…? pic.twitter.com/oBnBt6Vt6A
— オタコン(ˆωˆ)改二乙 (@404_m9) June 8, 2021
ユミルの目的は、自分の存在を聞き入れ、受け入れてくれる人を探す事と思われます。
ユミルは幼い頃からエルディア帝国に奴隷として強制労働をさせられていました。
そのため、誰かに依存する(言われた事をやり続ける)という生活が当たり前になっていました。
しかし、巨人の力を手にした事で、多くのエルディア人に頼られる存在となりました。
フリッツ王もそのひとりです。
そしてついにはフリッツ王に娶られるという立場にまでなりました。
ユミルにとって結婚とは幸せの象徴でした(本作にその描写があります)。
そのため、フリッツ王を愛し、さらには自分の存在をフリッツ王が受け入れてくれたため、存命中は幸せな生活だったかと思われます。
しかし、事態は一変します。
フリッツ王へ謁見した輩が、隠し持っていた投げ槍で王を殺害しようとする事件が起きました。
ユミルは身を挺してフリッツ王をかばいます(この行動からもフリッツ王を愛していたと考えられます)。
しかしフリッツ王を守ったユミルは、王から「何をしておる 起きよ お前が槍ごときで死なないのはわかっておる 起きて働け お前はそのために生まれてきたのだ 我が奴隷ユミルよ」と言い渡されます。
王が最期まで自分のことを奴隷としか見ていなかったことに絶望したユミルは、巨人の力で回復することなく息絶えます。
その後もユミルの魂は「道」に残り続けました。
フリッツ王に絶望しようとも誰かが自分の存在を聞き入れ、受け入れてくれる人が現れるのを信じ、2000年にも渡り、王家の血を引く者達の命令に従い、巨人を作り続けてきたと考えられます。
進撃の巨人|始祖ユミルが巨人になったのはなぜ?
進撃、今となってはこのコマ見て「本当は少女の方が大地の悪魔でデカい方は無垢の巨人なのでは?」とか与太飛ばしてたのが懐かしくて、蓋を開けてみれば大地の悪魔と始祖ユミルのコンビで暴虐の限りを尽くす黄金タッグを結成していた pic.twitter.com/VXoagBj4jW
— マツモトキヨシ (@nnachtwachen) March 9, 2021
大地の悪魔と接触したからです。
ではどのような経緯で接触したのでしょうか。
それはユミルが起こしたと思われるある事件がキッカケでした。
奴隷だったユミルは家畜用の豚を逃がした責任を取らされることになります。
そして罰としてフリッツ王の部下達や犬に狩りのように追い立てられる事になります。
追い立てられる中で、ユミルは1本の不思議な大樹の元へたどり着きます。
その大樹の洞に落ちたユミルは、ムカデのような脊髄のような何かと接触します。
その瞬間、ユミルは巨人化の能力を手に入れます。
このムカデのようなモノが大地の悪魔であると考えられます。
進撃の巨人|なぜ斬られた舌を直さなかったのか
⚠️122印象絵-エレンと始祖ユミル pic.twitter.com/9ftuBVbCrk
— Litalan嵐 (@litalan1305) October 8, 2019
巨人の能力を持つ人間は、再生能力があります。
しかし、ユミルは舌を再生しませんでした。
その理由は、喋る必要がなかったからだと思っています。
人間が喋る理由は主にコミュニケーションのツールだからです。
他人の意見を聞き、それに対して自分の意見を口にする。そのためには、喋るという事が必要不可欠になります。
一方でユミルは幼い頃から奴隷として扱われ、舌を切られた事で、コミュニケーションのツールを断たれています。
恐らく読み書きも出来なかったと推測されます。
そして奴隷である事から自ら発言する権利は与えられていなかったため、より一層会話を必要としなかったと考えられます。
さらに、始祖の巨人であるユミルは、すべてのユミルの民と「道」で繋がっています。
このように繋がっているからこそ、原点である「始祖の巨人」は全てのユミルの民に対して、巨人を操るとか、壁内のユミルの民の記憶を改竄するなどの影響を与えることが出来るわけです。
つまりユミルは道を通してエルディア人と意識が繋がっていた事で、彼らの事が理解できたため、会話を必要とせず、舌を直さなかったと考えられます。
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まとめ:始祖ユミルについて
2000年にも及びたったひとりで道に残り、巨人を作り続けたユミルの心の内は計り知れません。
しかしそこへエレンが現れた事をきっかけに、ユミルは眠りにつく事になり、巨人の時代は終わりを告げます。
自分を受け入れてくれる他者の存在の大切さが本作では、いくつも散見されています。
進撃の巨人は、そんな大切さを読者に伝える作品なのかもしれないですね。