今回は「天空の城ラピュタとルパン三世カリオストロの似てる部分」についてお話したいと思います。
「天空の城ラピュタ」と「ルパン三世カリオストロの城」といえば、スタジオジブリのアニメ監督宮崎駿さんが手掛けた作品として長きに渡って多くの人に愛されています。
ルパン三世カリオストロの城は1979年に公開され、本作で宮崎駿さんは長編アニメ映画の監督としてデビューしました。
天空の城ラピュタは1986年に公開され、風の谷のナウシカに次ぐスタジオジブリの2作目の長編アニメ映画です。
そんな2作にはどんな共通点があるのでしょうか?
ラピュタとカリオストロが似てる部分

ラピュタとカリオストロの城は以下の4点が似ています。
- ヒロインと持っているアイテム
- 城を探すというテーマ
- 登場人物の構成(三つ巴)
- 結末
まず、ヒロインについてです。
ヒロインはどちらの作品も由緒正しき家系の生まれで、悪役に捕らえられているところを抜け出して主人公と出会います。
そして、ヒロインが持っているアイテムはどちらも物語でとても重要なものです。ラピュタのヒロインのシータは”飛行石”、カリオストロのヒロインのクラリスは”指輪”を持っています。
どちらの作品も城を探すという大きなテーマがあります。
その城を探すためのキーとして先ほどお話したヒロインの持っているアイテムです。
3つ目は、登場人物の構成です。
ラピュタとカリオストロどちらも三つ巴の構成になっています。
ラピュタは「シータとパズー」、「空中海賊のローラ一家」、「悪役・ムスカ大佐」という構成です。
それに対しカリオストロは「クラリスとルパン」、「刑事の銭形」、「悪役・カリオストロ公爵」という構成になっています。
そして結末ですが、どちらも最終的に城を見つけ出すことができ、悪役は命を落としています。
いかがでしょうか?
かなり似ていますね。
ここまで似ていても違和感なくどちらの作品も楽しめるのはさすが宮崎監督だなという印象を受けます。
ラピュタのロボットの正体はルパンのラムダ?
金ローのルパンもよいけど東京MXのpart2の再放送も佳境。12/16(月) 18:30~19:00は最終回155話「さらば愛しきルパンよ」。脚本・演出は照樹務こと宮崎駿。ロボット兵ラムダも出てくるよ。ラピュタの原型と言ってもよいやつ。 pic.twitter.com/dk84jDyiOi
— たぴも (@tapimo) November 29, 2019
ラピュタで登場しているロボットは、物語でも重要な役割を果たしていて印象に残っている人も多いと思います。
そんなラピュタのロボットですが、過去のルパンのアニメに登場しているということをご存知でしょうか?
それは1977年〜1980年に放送された「ルパン三世」2ndシリーズです。
このアニメシリーズの最終回「さらば愛しきルパンよ」という回でラムダという全く同じイラストのロボットが登場しています。
実はこの最終話は宮崎監督が「照樹務(てれこむ)」と名乗って脚本と演出を担当しています。
また、アニメルパンのヒロインのデザインは「風の谷のナウシカ」のヒロインであるクラリスにかなり似ています。
つながりや時系列について考察

カリオストロはスタジオジブリ設立前の1979年公開の作品です。
そして、1985年にスタジオジブリが設立されて、1986年にラピュタが公開されました。
ラピュタという新作のオリジナルのファンタジー作品を制作するに当たって、宮崎監督は過去の自分の作品から設定やストーリーの着想を得たのではないかと考えられます。
それがカリオストロです。
またラピュタでロボットのデザインを探した際に、過去の自分が作ったアニメでイメージに合うもの(アニメルパンのラムダ)がいたためそれも利用したのではないでしょうか?
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
「天空の城ラピュタ」と「ルパン三世カリオストロの城」の共通点についてお話しました。
想像以上に似ている点があったと感じた人もいたのではないでしょうか?
それぞれの共通点について意識して作品を観てみたらまた違った楽しみ方ができますね。