スタジオジブリ長編アニメーション「崖の上のポニョ」。
本作の主人公ポニョの母親であるグランマンマーレは、本作の謎に満ちたキャラクターのひとりです。
いったいグランマンマーレは何者なのか、そして彼女の意外な正体についてもここでは紹介させていただきます。
そして、グランマンマーレとリサとの関係についても考察してみました。
崖の上のポニョ|グランマンマーレの怖い点

グランマンマーレの怖い点はその正体です。
グランマンマーレの正体を触れるにあたり、彼女について少しだけ紹介します。
グランマンマーレは作中で詳しく紹介されていませんが、母なる海と呼ばれる海全体を守っている女神です。
海に関わるものすべてをつかさどっている強力な魔力を持っています。
古代より生き続けており、ポニョにより町が水没した際に、フジモトにデボン紀の海のようという発言をしている事から、恐竜より以前から生存している事になります。
そんな長寿の女神ですが、実はその正体は、チョウチンアンコウです。
そんなまさかと思いますが、このグランマンマーレがチョウチンアンコウであるというのは、宮崎駿氏のインタビュー集『続・風の帰る場所』の中に、
とハッキリと書いてあります。そう考えるとグランマンマーレ恐るべしですよね。
崖の上のポニョ|グランマンマーレとリサの関係は?

個人的には、崖の上のポニョのラストシーンは、結婚式と考えています。
新郎が宗介であり、新婦がポニョで、神父がグランマンマーレです。
グランマンマーレは宗介にポニョへの気持ちを確認し、ポニョには人間になる事を確認します。そして2人はお互いへの気持ちを告白(結婚式でいう「誓います」)しました。
そして、ポニョと宗介はキス(=誓いのキス)をし、ポニョは人間の子供になります。
上記のような解釈は、あながち間違ってはいないと思います。
そしてこの解釈を進めていくと、グランマンマーレは宗介の義理の母親となり、リサはポニョの義理の母親になるわけです。
つまり、グランマンマーレはリサと親戚関係になったという事ですね。
赤の他人同士が家族になるのは結婚では当たり前ですが、海の女神と人間が家族になるというのは不思議な感覚ですね。
崖の上のポニョ|リサに放った「辛いでしょ」の意味

崖の上のポニョのラストは、宗介とポニョとの結婚式と解釈できると上述しましたが、そのように考えた場合、「辛いでしょ」の意味は2つあると考えられます。
まず1つ目は宗介への視線です。
宗介は、ポニョと結婚しました。誓いのキスをした事で、ポニョは人間の子供になりました。
しかし、血筋としては、魔法使いであり、さらには魚でもあります。
そのような点から、宗介は魚と一緒にいるという事になります。
その事から、宗介への世間の視線が冷たくなる事が予想されます。
2つ目は、宗介の人生についてです。
5歳の男の子に、もう結婚相手(生涯かけて支え、守らなければならない存在)がいるという事です。
宗介はそれをわかってYESと答えたでしょうか。
答えは否。
おそらくわかっていなかったかと思います。
そして、その場の気持ちで判断するほど結婚は簡単なものではない事をリサはわかっていたはずでしたが、その決断をさせなければなりませんでした。
上記2点から、宗介の今後の未来において、起きうるであろう辛い事に対して、リサは苦悩した上で、宗介の判断を信じました。
そのリサの気持ちを汲み取って、グランマンマーレは、「辛いでしょ」と発言したと思います。
ジブリ作品を無料で見る裏ワザ
アニメや映画は動画配信サービスを利用すれば無料で見れる方法がありますが、ジブリ作品を取り扱っている動画配信サービスはありません。
しかし、とある裏ワザを使えば、動画配信サービスじゃなくても『崖の上のポニョ』の映画を無料で見れる方法があります。
もちろん、合法なのでご安心を^^
ジブリ作品を無料で見たいという方はこちらの記事で解説しているのでご確認ください。

まとめ:崖の上のポニョのグランマーレの怖さ
グランマンマーレはチョウチンアンコウだったんですね。
確かにクラゲドームの中で、グランマンマーレの頭の上に傘みたいなのがありましたが、あれはチョウチンアンコウの頭から出てたやつなんですね。
ポニョと宗介が今後も幸せになる事を期待したいです。
きっと母親同士も同じ事を思っているはずです。
リサやグランマンマーレの心配が稀有な心配である事を願います。