平成狸合戦ぽんぽこ

平成狸合戦ぽんぽこで考えさせられる環境問題まとめ!実際たぬきは減った?

数々の名作を残すジブリ映画の中でも、ストレートに環境問題をテーマにしている作品と言えば、高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」でしょう。

自然豊かな多摩丘陵を舞台に、狸と人間の対立を描いた物語として知られていますね。

今回は「平成狸合戦ぽんぽこ」が語っている環境問題は何なのか、実際にたぬきは減ってしまったのか、ということについてまとめてみました。

平成狸合戦ぽんぽこは風刺映画?

日本最大規模の新たなニュータウン建設を始める人間vs自分たちの住む場所を守るため人間の計画を阻止しようと奮闘する狸たち。

たびたび繰り広げられるお祭りのような場面や、狸の化け術によりイルージョンと表現されている百鬼夜行など、映画自体は子供から大人まで楽しめる内容となっています。

 

しかし、取り上げられている話題は、戦後の高度経済成長期の時代の環境問題

新たな住宅地を建設するために、容赦なく山を切り崩し、埋め立てていく様子は、現実にあるの多摩ニュータウンのことです。

動物たちの暮らす山を削ることでもたらすことは何なのか、社会に対しての風刺であり、かなりストレートなメッセージを狸を通して表現している作品であると言えるのではないでしょうか。

平成狸合戦ぽんぽこ|考えさせられる環境問題と実際の狸の数は?

映画の中では、狸の懸命の抵抗もむなしく、多摩ニュータウンの建設は進んでいきました。

では現実の多摩ニュータウンを開発することで起きた環境問題には、どんなことがあったのでしょうか。

  • 在来の動物や植物がなくなる
  • 外来種が増えている

 開発により山を切り崩し、谷を埋めたことで、在来の植物はなくなってしまいました。後の植栽で、現在では大きな木がたくさん増えています。

 

里山を保全する団体の活動により、生物の多様性を保持する取り組みを行っていますが、ハクビシンやアライグマなどの外来の生物や植物が多くみられているようです。

一旦は姿を見る事が少なくなった狸ですが、近年、住宅地に出没したという市への通報が増えているとのこと。

 

実際の狸の数の推移などがわかるデータはありませんでしたが、一時避難していた狸たちが、生き延びて現代の多摩ニュータウンに戻ってきたのかもしれませんね。

平成狸合戦ぽんぽこ|政治問題についても考えさせられる

多摩ニュータウンの建設には多額の税金が使われていました。

建設がある程度進んだ後でも、新たに開発が進められる場所で、地元住民と工事業者による対立もあったとニュースなどでも報道されていたんですね。

 

環境の保全に税金を使うならまだしも「環境破壊に税金を使うのはおかしい」そんな地元住民を押しのけ、工事は進みました。

これには、多摩ニュータウンの建設で、宅地化したことの増税により、地権者が苦しめられていたという、政治がらみの税金問題が関連しています。

 

行政の決定事項により、次々に開発されていく多摩ニュータウンの建設計画は、一度始めたらもう止めることができないという理由で、押し進められていきました。

柔軟性に欠ける政治により、苦しめられる地権者組合と反対する地元住民の対立は、まさに平成狸合戦ぽんぽこの狸と人間の様子と重なるものがあります。

 

時代の流れに合わせて里山を保全する見直しや調整をする選択肢もあったでしょう。しかし、一度始めたらやめられない、柔軟性がない日本の政治そのものだと言えるのかもしれません。

 

また、映画の中で出てくる各地方の長老と呼ばれている3匹の狸は、過去の政治家なのではないか、とネット上では都市伝説となっています。

高畑監督ならではの視点で描かれる政治的な側面にも、考えさせられるものがありますね。

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まとめ:平成狸合戦ぽんぽこから考えさせられる環境問題

 「平成狸合戦ぽんぽこ」の狸目線で見た自然破壊と環境問題。

この映画の中では人間が勝ったかのように描かれていますが、環境を破壊した代償を受けるという課題を背負っています。

単純な善と悪では語れない、しかし生きる上で根本となる共存という課題について、私たちにできることは何なのかを考えさせられる名作です。

 

映画の中では、どんどん変わっていく環境に適応していこうとする狸と、適応できずにやむなく別の場所で暮らす狸の姿が印象的ですが、ある意味、速すぎる時代の移り変わりを生きる私たちの姿にも見えますね。

みなさんはどんな思いで「平成狸合戦ぽんぽこ」を楽しみましたか?

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