こちらでは「耳をすませば」に登場してくる雫の姉について解説してまいります!
耳をすませば|雫の姉のプロフィール!名前・年齢など

『耳をすませば』の主人公、月島雫の姉、月島汐(つきしま しほ)は雫の四歳年上の大学一年生です。
声優は、女優の山下代莉枝が担当しています。
山下代莉枝さんは他にも、同じくジブリ作品である『おもひでぽろぽろ』(高畑勲監督)で岡島ナナ子、『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)でお玉の声をあてています。
雫の姉、汐はもともとは雫と同じ部屋で生活しており、大学院に通う母に代わって家事をおこなっていました。
しかし、映画途中から実家を出て一人暮らしを始めるので、登場シーンは少ないです。
汐は、学校の成績が芳しくない雫に対し、厳しく叱責したり、一人暮らしをしているところなど、社会的に自立した姉像を築いているキャラクターです。
耳をすませば|雫の姉が嫌われている理由
そんないわゆるしっかり者で、自分を持っている雫の姉、汐にはたまに「嫌い」と言われているのを目にします。
そういう意見の中には「自分の意見が正しいと思っている」「いばってる」というものがありました。
威圧的な物言いが苦手という方が多いようです。
雫も、そんな汐のお説教に反感を示しています。
お互い、自分の言い分を曲げず、口喧嘩は平行線。

という小言から、


いいわよ。高校なんか行かないから!

高校、行かない? 世の中、甘くみるんじゃないわよ!
中学、出ただけで、どうやっていく気?

自分の進路ぐらい自分で決めるよ!

なまいき言うんじゃないの! 雫のは、ただの現実逃避だよ。
2学期で内申、決まるの、分かってるでしょう。
という口喧嘩まで、お姉ちゃん(汐)から雫へのアクションは、小言ばかりのようです。
部屋の片づけができていない雫を軽く叱ったり、成績が落ちている雫に対して叱責したり、よく言えば自立した姉ですが、自分の価値基準で生きる傲慢さが垣間見えるように感じる方がいてもおかしくはないかもしれません。
雫は、学力も優秀(であるような)姉に対する劣等感もあるような感じもしますが。
強気な物言いですが、大学進学の為に高校を選んだという発言から、汐も雫と同じように進路に悩む高校生にすぎないのです。
耳をすませば|雫の姉が書いた手紙の宛先と内容について
汐の書いた手紙は、天沢聖司に書いたものだといううわさが存在していますが、それは誤解のようです。
映画中では宛先や内容に関する詳しい言及はありません。
しかし、原作である柊あおいの漫画『耳をすませば』では、汐は映画とはかなりキャラクター設定が異なっています。
原作の汐には恋人がいる設定があります。
その恋人の名前が天沢航司で、天沢聖司の兄です。
映画には登場しないキャラクターですので、天沢聖司と勘違いした方がいたのかもしれません。
映画ではこのような形で言及されています。

いってきまーす。

雫! これポストに出しといて!

なあに?

ポ・ス・ト!

ああっ、ああっ。あ…

見なくていいの! クリップごと出すんじゃないよ。

彼氏?

バカ!
彼氏の可能性は高いかもしれませんね(笑)
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もちろん、合法なのでご安心を^^
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まとめ:耳をすませばの雫の姉について
ここまで月島雫の姉、月島汐についてまとめてきました。
汐は、一人暮らしをしている社会的に自立した姉で、雫に強く当たることもあり、そこを嫌う方もいらっしゃるようでした。
次世代のジブリを担うと言われていた近藤喜文さんが監督をした今作は、ジブリの青春映画と言われています。
姉妹が同じ男性を好きになる話は想像の産物で、原作で天沢聖司の兄と付き合っていたという設定が映画のイメージに付随してしまったようです。
雫との対比で凄く大人に見えるけど姉もまだまだ世間知らずの子供なのよね(´・ω・`)
末っ子で甘やかされてる雫に対するやっかみもあるだろうし、両親が二人ともあまり子供に対して理解力が無いので、姉のそういう嫉妬心に気付いてケアしてあげていないので八つ当たりしている部分もあると思う。
姉の威張った態度や大人びた行動の根底にあるのは、「親にに認めてもらいたい」という虚栄心や承認欲求などの寂しさだと思います。
だからやたら大人ぶって親と対当になろうとしたり、社会人として一人前にこだわるのですが、反面「本当の大人」としての包容力や理解力は人一倍乏しい即席大人でしかありません。
だから雫にやたら厳しい上に、自分が独り立ちして完全にマウントを取れると確信した瞬間急に優しくなったりもします。
全てちっぽけな「自分の意地」を満たす行動でしかない事に気付けるほどには成長していないのが大学一年生の姉なのだと思います。