ジブリ作品の代表作とも言える「耳をすませば」。
主人公の月島雫は団地に住んでおり、母、父、姉と4人で暮らしています。
家の中は散らかっていてせま苦しい描写ですが、そんなに貧乏なのでしょうか。
一見、父親と母親は共働きに見えるのですが、共働きだったらもっと良いところに住めばいいのにと思った方も多いと思います。
そこで、今回は月島雫が狭苦しい団地に住んでいる理由について解説してまいりたいと思います。
耳をすませば|月島家は共働き? 団地に住む理由とは

そもそも論として、月島家は共働きではありません。
家族構成になりますが優しい父は図書館の司書という公務員で、しかも郷土史家の仕事もしており地方の歴史などを調べ、研究し、本にまとめたりしています。
1989年の時代背景で父ひとりの給料で、大学生2人と中学生1人を養ってるのですから団地住まいになるのも仕方ないのかなと思います。
当時の公務員の給料は安かったようです。
母は共働きではなく子育ての後、自分自身の勉強の為に大学に通う学生で、ほとんど家を空けています。
家事全般をバイトしながらこなしているのは大学に通っている姉の汐であり、母親の代わりに掃除、洗濯、料理も手伝っています。
耳をすませば|家の間取りについて

主人公の雫は中学生で月島家は4人家族。
団地の間取りは2ⅮKもしくは2ⅬⅮKと推測できます。
そして玄関を入り左が雫と姉の部屋になります。
二段ベッドで部屋を仕切り、机を配置。
右には脱衣所、お風呂、トイレ、洗面所。
廊下にまでダンボールに入った荷物が積んであり、そこから台所になります。
四人家族にしては部屋の数は少ないですが、もう少しキレイに整頓はできそうな気もします笑
耳をすませば|月島家の部屋が汚い理由

- タンスのような棚には本や資料がぎっしり入り今にも崩れそうなありさま
- 細かい生活用品
- 4人分の服など狭い範囲に物がありかたづかない様子
- 台所の流し台の前にダイニングテーブル
その上で食事をしたりワープロを使ったり見るからに狭いし、汚いのですが父と母の優しさとしっかり者の姉のおかげで何とも暖かい家庭が描かれてます。
飛び交う言葉も現実的で散らかり放題でも姉の汐以外、誰も。気にしてません。
台所とつながる部屋は本や資料がたくさんあり部屋を埋め尽くしています。
父が煙草に火をつけるシーンではいつか火事にならないかドキドキします。
とにかく散らかり決してきれいとは言えない雫の家ですね。
耳をすませばを視聴した感想
いかにもジブリ作品、この身近に感じる現実から耳をすませばのシナリオが展開していきます。
繊細な描写も目を見張ります。
学校や図書館で本を読むのが大好きな雫と、聖司のラブストーリー、友達の友情、夢を叶える試練、登場する猫や人物、どの場面でも引き込まれる物語はカントリーロードの曲と共に流れていきます。
雫の親友の夕子と同級生杉村のすれ違う恋心や友情のシーンも中学生ならではでしょうか。
不器用な言葉遣いも純粋な証。
なぜかほとんどの作品に勝気な女性が多く無いですか?
私の見どころは聖司のおじいさんのアトリエ地球屋で出会う猫のバロン男爵にまつわるエピソードですね。
おじいさんとバロンの恋物語が切ない、共に待つ時間の長さを感じます。
バロンは後に雫のかく本の主人公になりますが、とても素敵です。
猫とは思えないカッコ良さ。眼の光が何とも言えない魅力です。
バイオリンを作る聖司にも当然魅力を感じます。
共に認められ夢をかなえようとする雫と聖司がお互いに高めあい惹かれあい中学生でありながら最後は聖司から朝日を見ながらプロポーズをしました。
え–本当にと思ったあとにドキドキして思わずうれしくなりました。
このつづきも観てみたい、そんな気持ちになる作品でした。
太っちょ猫のムーンが影のキューピットかもしれませんね。
ジブリ作品を無料で見る裏ワザ
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まとめ:耳をすませばの月島家の事情について
耳をすませばを観てまた純粋な気持ちを思い出し明日からが楽しみになりました。
カントリーロードを口ずさんでしまう自分がいます。
ジブリの中でもおとなしめな作品になってると思います。
私がすごいと思ったのは雫がこの作品の中で思い悩んだバロンの物語を書き上げ後の作品につなげてしまった事、登場するキャラも使ってしまう事にどこまでも続く夢、愛を感じてしまうしその都度起こる出来事が感動を呼ぶ事。
大好きな作品が増えていくことをとても嬉しく思います。