昭和38の古き良き日本を舞台にしたジブリ作品である「コクリコ坂から」。
物語の主人公である松崎海(メル)は、海外に渡った母に代わって家事をこなす優秀な娘です。
しかし映画の中ではそんなメルの母親に関する情報は乏しく、海外に仕事で渡っていたこと以外にはほとんど触れられていません。
そこで本記事では、メルの母親について詳しくご紹介します。
コクリコ坂から|メルの母親の名前は?
メルの母親の名前は松崎良子。
佐山哲郎によって描かれた原作漫画では小松崎虹江となっています。
母親の名前だけでなく、メルや他のキャラクターの名前にも多少の違いが見受けられるので、ジブリのテイストに合った名前に変更が行われたようです。
コクリコ坂から|メルの母親はどこに行ってた?
メルの母良子はアメリカに留学していました。
映画後半で帰国し、家族や下宿人達にアメリカ土産のビーフジャーキーなどを振る舞うシーン見受けられます。
メルからアメリカでの生活のことを聞かれた際には「もう勉強ばっかりの毎日だったわ」と言っており、学習意欲の旺盛な性格であることが分かります。
また、昭和38に単身でアメリカ留学をしていたことから、かなり行動力のある人物であるとも考えられますね。
コクリコ坂から|メルと母親の会話
丁度良子がアメリカから帰国した時はメルが風間との関係で悩んでいた時だったので、とても良いタイミングだったと言えます。
恋心を抱いている風間が実の兄かもしれないという不安と悲しみ、そして人一倍感じていた大きな孤独を抱え精神的に揺らいでいたメルに、聡明な母良子は丁寧に真相を話しました。
また、もし風間が雄一郎の実の子供だったとしても「会いたい」と言うシーンがあり、様々な解釈が散見されます。
中でも解釈は大きく2つに分かれ、1つは風間が雄一郎の実の子供だった場合、雄一郎は浮気をしていたということになりますが、それでも今は亡き雄一郎の面影を残した風間に会いたいと言う気持ち。
もう1つは雄一郎の浮気を一切疑っていないので、単純に風間の成長を確認したい気持ちです。
風間が本当の兄だったらという言葉に思わず涙するメルを抱きしめるシーンでは、言葉にされなかったメルの風間への恋心にもしっかり気が付いてくれていますね。
そして翌日、良子はそんな2人のために風間の父親に会いに行きました。
良子と風間の父の会話は描写されていませんが、良子は2人が思い合っていることや2人の苦悩を伝えたのだと考えられます。
この良子の行動がなければ、風間の父は雄一郎をよく知る小野寺から親子関係の詳細を聞くようにとメルと風間に機会を作ることもなかったかもしれません。
コクリコ坂から|メルの母親の仕事・職業は?
母良子の仕事は原作漫画ではカメラマン、映画では大学の助教授に変更されています。
良子はメルの父親である雄一郎との交際を家族から反対され雄一郎と駆け落ちをし、メルの祖父が生業としていた医者の道には進みませんでした。
しかし一方のメルは劇中で、医者になりたいと考えていると風間に話していました。
メルが祖母と営んでいるコクリコ荘は、曽祖父が経営していた元病院を改装したものなのでそのことが影響していると考えられます。
両親のいないメルに祖父母は優しくしてくれていたので、医者という仕事に親しみと憧れを抱いたのかもしれません。
コクリコ坂から|メルの母親の性格は?
メルの母良子は、メルの父雄一郎と駆け落ちした後も学問を続けていました。
メルを身篭りながら学校へ通い勉学に励み続けていたのです。
家族も自分の夢も諦めない姿勢は、この頃から見受けられていますね。
そんな行動から、良子は自分を貫き通す芯のある性格だと考えられます。
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まとめ
メルの母良子は、学ぶことの楽しさを知っているとても聡明で優しい女性です。
特に映画の中の母良子は自分の夢と家族を両方大切にしている、優しくたくましい人物であると見受けられますね。
少々メルに負担をかけ、寂しい思いをさせている節もありますが、とても良い母親として描かれています。
松崎家の長女として1人で様々な負担や不安を抱え込むメルにとって、とても頼もしく安心を与えてくれる存在なのでしょう。
メルの行動力や発言することに物怖じしない姿勢は、そんな母親から受け継がれたものなのかもしれません。