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火垂るの墓|清太の家は金持ちだったのか?当時の7000円の価値や使わなかった理由

火垂るの墓とは、戦争時の日本の状況を描いた作品です。

清太(14歳)と節子(4歳)は、母親を亡くし、親戚の家に行くも、うまく馴染めず、最終的に2人で防空壕暮らしをすることになります。

満足な食事もなく、不衛生な環境の中、徐々に衰弱する節子。

清太は必死に節子を守りますが、節子は清太を置いて先に旅立ちます。清太もまた栄養失調になり、戦災孤児として野垂れ死にました。

これは一見、身寄りのない兄弟が一生懸命に戦争という時代を生き抜くストーリーに見えます。

しかし、ふしぶしに矛盾が生じているので、ここでご紹介します。

火垂るの墓|清太の家は金持ちだった?

おそらく栄養失調で亡くなったとされる節子。

そして、叔母さんの家でも肩身の狭い思いをしていたことから、きっと清太と節子はお金がないのだろうと思ってしまいますが、実はお金持ちの家の子だろうと推測ができます。

2人の父親は海軍大尉です。

 

劇中では清太は昔、父親の観艦式を見たことがあると言っているので、節子が生まれる前から海軍にいたことが分かります。

父親は高雄型重巡洋艦の摩耶に乗艦。

歴史的には米潜水艦の雷魚攻撃で沈没し、亡くなったのではないかと考えられます。

 

父親の生死に関して明確に触れていませんが、当時兵隊が戦死した場合、遺族に対して補償を与えたり、保護の対象としていました。

しかし、2人が補償を受けたり、保護されているシーンはありませんでした。

また、清太が畑に盗みに入り、警察のお世話になるシーンがありますが、両親の話は出ません。

 

ここで大尉の息子と分かれば保護の対象になると思いますが、そのまま帰されました。

お金持ちの家なのに、それ相応の対応がされていないことに疑問が生じます。

火垂るの墓|当時の7,000円の価値

清太の家がお金持ち説を裏付けるのは、母親の貯蓄額です。

もしものためにと貯金していた金額が7,000円です。

現代の感覚からしたら、7,000円で生活していくのは厳しいように思えますが、当時の価値として1,000万円の価値があるとされています。

 

14歳にして1,000万円を手にしてしまうのです。

節子は4歳なので、お金の価値はまだ分からないかもしれませんが、14歳では相場は知っていたでしょう。

しかし、お金を積極的につかったり、叔母さんに渡すシーンは見受けられません。

 

1,000万円も手にしていたならば、節子にお腹いっぱい食べさせるどころではなく、医者に連れていくこともできたはずです。

しかし、それをしなかったのはなぜなのでしょう。

火垂るの墓|清太はなぜ7,000円を使わなかった?

大金を手にしながらも、使わなかったのはなぜでしょうか?

いくつか考えてみました。

 

1つ目は、そもそもお金の感覚が備わっていなかったのではないか、ということです。

大尉の息子である清太は、いわゆる坊ちゃん。

お金を出して、何かを買うということが分からなかったのでしょう。

 

2つ目は、お金を出しても食べ物が手に入らない状況だったということです。

戦後の日本は酷く物資が不足していました。

お金で得るというよりも、物々交換で生活必需品を手に入れる状況です。

 

劇中でも、2人の母親の着物をお米と交換しましたね。

お金があっても、食べ物がない状況であれば、お札は紙くず同然の価値です。

そして最後に考えられるのが、使う気力が無かったということです。

 

特に、節子を亡くした後、三ノ宮駅で寝起きする姿がありました。

まだ7,000円を持っていたら、どこへでも行けましたし、生活を整えることもできたと思います。

 

しかし、清太は、あえてそうしなかったのではないでしょうか。

両親が死に(父親は推測)、心のより所だった節子までが先に逝ってしまい、生きる気力が無くなってしまったのでしょう。

お金があっても、会いたい人に会えないのであれば、虚しいものです。

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まとめ:清太は金持ちだった

ストーリーの中で矛盾が感じられますが、この作品にとってはどうでも良いことなのかもしれません。

大切なのは、戦争は一瞬にして今まで当たり前だったことを壊してしまうこと、そしてその生活を取り戻すことは難しく、長い時間がかかるということです。

幼い命がなくなる悲しいストーリーではありますが、見るたびに考えさせられるものが多い作品だと思います。

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