今回はスタジオジブリの作品「ゲド戦記」についてのお話です。皆さんはゲド戦記ご覧になりましたか?
ゲド戦記は宮崎駿監督の長男である宮崎吾朗さんが初めて監督を務めた作品です。このゲド戦記なかなか奥が深くて難しい!
正直私は初めて観たのが小学生くらいだったのでよくわかリませんでした…
敵の魔女がめちゃくちゃ怖くてトラウマでした。
しかし、大人になって観ると発見がたくさんあり色々考えさせられるだなと感じています。
今回はゲド戦記の登場人物である大賢人ハイタカについて考察していこうと思います!
ゲド戦記|ハイタカのプロフィール!年齢や本名など

まずはハイタカのプロフィールをご紹介します。
ハイタカは大賢人という称号を与えられた魔法使いです。
年齢は明かされていませんが、見た目は40〜50代くらいのおじさんのような見た目をしています。
ゲド戦記の世界では普段使用する名前の他に真の名というものを持っていて、この真の名を教えることは相手に自分の魂を支配されるとされていて、この真の名を隠しています。
そんなハイタカの真の名は「ゲド」です。作品の名前と同じですね。
原作のゲド戦記は第1巻がハイタカが主人公の物語となっているためこの名前がつけられていますが、映画の主人公はアレンという少年です。
ゲドの特徴として顔に大きな傷がありますが、これは若い頃に禁止されていた術を使い負ってしまいました。
映画では、大賢人として世の中の災の源を探す旅に出ている途中で主人公のアレンに出会い旅をともにするようになります。
若い頃の失敗や旅での経験から物事を客観的に見ていて、魔法に頼らずに農作業をするなど達観した様子が印象的な人物です。
映画では世界の均衡が崩れていることをいち早く察知して、その原因を探るために世界中を旅しています。
ゲド戦記|ハイタカの正体は魔法使い?

プロフィール紹介でもお話しましたがハイタカは大賢人というかなり偉い魔法使いです。
劇中ではアレンが野犬に襲われているところを魔法で助けたり、敵の追手に捕まらないように変身したりするなどその力を発揮しています。
中でも最も魔法使いとしての力を発揮したシーンは、奴隷として捕まってしまったアレンを救うシーンです。
ハイタカに後光が指していてまるで神様のようでした。
ハイタカはクモの死を望んでる?

ハイタカと正反対の存在としてクモという魔法使いが登場しており、クモは力を求めて魔法を研究しついには不死になることまで望んでしまいます。
また、昔魔法を乱用しており、その行動をハイタカによって阻止されたということもありハイタカへの復讐の機会も伺っていました。
そしてクモはハイタカを捕らえたもののアレンやヒロインのテルーによって倒されることになります。
ハイタカは魔法を乱用することは世界の均衡を崩してしまう行為だと考えており、クモの考えを否定していました。
命は限りがあるからこそ美しいと考えており、不老不死を唱えるクモの死は望んでいたと考えられます。
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まとめ
ゲド戦記は原作も哲学的な表現や考え方が多く出てくるので難しい作品だと思います。
映画も同様で現在の世界の状況を表しているような描写がたくさん出てくるのでそういった点を気にしながら観ると新しい発見があるのではないでしょうか?
ハイタカが仕切りに言う「世界の均衡が揺らいでいる」ということも、疫病、貧困、紛争などまさに現代の世界に置き換えることができる問題ばかりです。
この作品では「命を大切にしない奴なんて大嫌いだ!」というテルーのセリフが印象に残っている方もいると思いますが、命について考えさせられる映画でもあります。
特に、限りある命の中で生きることを望むハイタカと永遠の命を望むクモの考えの対比も魅力の一つと言えるでしょう。